2011年、Webブラウザの始祖を作ったマークアンドリーセンは「Software is eating the world」(ソフトウェアが世界を飲み込む)と予言をしました。振り返ればその予言は正しかったと言わざるを得ないでしょう。
Uberは使われていない時間の乗用車をタクシーに変え、Airbnbは一般の住居を宿泊施設に変えることで新たな体験価値を生み出し、新しい仕事と遊休資産の稼働率を変えました。インターネットでは当たり前に行われている「共有」「効率化」がソフトウェアと接続されたリアルの産業を変革しています。
私たちmatsuri technologiesは、ソフトウェアが世界を飲み込んだ「その先」にあるフロンティア、リアルとテクノロジーが完全に混じり合った世界において「意味ある新産業」を一つずつ作っていくことを約束します。
テクノロジーが成し得た「共有」と「効率化」、これを画面の中にとどまらず画面の外に実装し、人類の進化が起きる領域で新産業を創り続けます。
世界中の誰もが自由に旅をし、異文化を体験し、好きな場所で暮らせる未来――それが私たちの描く理想です。 全ての人が「旅」と「すまい」の自由を手にする時代、「平和」と「繁栄」の形が大きく変わると考えています。
異なる文化や国への理解が深まるほど、私たちは他者を尊重し、共に生きる喜びを知ることができます。旅を通じて触れる美しい街並みや人々の優しさは、その土地への愛着を育みます。 誰かにとっての「第二の故郷」となる場所が増えれば、そこに争いの種を持ち込む人は減るでしょう。旅と住まいの自由は、心をつなげ、世界をより平和に導く鍵となります。
新しい土地や文化との出会いは、人類にとって計り知れないインスピレーションの源です。 歴史を振り返れば、旅をした人々が異文化の影響を受け、多くの偉大な発明や変革を成し遂げてきました。 私たちはミッションの実現を通じて、埋もれる才能にインスピレーションの機会を提供します。次のダ・ヴィンチやイーロン・マスクが世界中から次々と生まれ大きな発明と変革をする未来――それが我々の描く繁栄の姿です。
私たちは、凡事を非凡に徹底します。一つひとつの行動に責任を持ち、誠実で真摯な姿勢を貫くことで信頼を築きます。「凡事徹底」が私たちの信頼と価値を支える基盤となります。
私たちは、個人や自部門ではなく全社の成果を最優先にします。部門や役職を超えた協力と尊敬を大切にし、一体感を持って共通の目標に向かいます。「全社視座」が組織全体の成長と成功を支えます。
私たちは目標から逆算して計画を立て成果を追求します。ゴールを明確にし、実現可能なプロセスを設計することで短期的な成果と長期的な成功を両立します。「逆算思考」により目標を確実に達成し、成長へとつなげます。
コーポレートブランドロゴのコンセプトは、「人類の発展」です。
最初の人類の発展であり、イノベーションであった「火」という概念が連想できるよう、強い印象を与える赤を選び取りました。
また、様々な用途を想定し、会社のロゴは頭文字をベースに据え、印象的な曲線を付け加え完成させました。 「曲線が表すものこそイノベーションに通ずる長い曲がりくねった道で、歩んだ過程に意味がある」 そう考えてのデザインです。
「一燈を掲げて 暗夜を行く 暗夜を憂うることなかれ ただ一燈を頼め」と、江戸時代の儒学者である佐藤一斎は述べています。 この一節のように、私たちmatsuri technologiesはただ一燈を持ち、暗くて長い曲がりくねった厳しい道を切り開く者たちの集まりでありたいと願っています。
コロナ禍の収束と、新しいパラダイムへの転換が加速する2023年。私たちは新たな成長のため、節目としてコーポレートブランドのリニューアルを実施しました。コロナ禍で売上の80%が消失し、会社全体が大きな打撃を受けた際、私たちは、会社の存在意義を強く問われました。「なぜこんな事が、なぜ自分たちに??理不尽だ・・・」「なんのために頑張るのだろうか?」そんな疑問が沸き上がりながらも、ベストを尽くせたのは、自分たちがやっていることに価値があると信じることができたからでした。
人事を尽くして天命を待つ、これが徹底できれば大体の困難は乗り越えられます。しかし人間が最大限の努力をするには理由が必要です。そこで私たちは、私たちが想像する未来に対して「意味ある新産業を創り続ける」という理由を掲げました。この理由は、「万難を排し、自分たちの限界を越える努力をする」に十分値します。
短期的には日本における観光産業の発展や、人手不足を代替する無人ソリューション開発に取り組んでいきます。そして、中長期的には、開発した事業のエッセンスを発展させ、人類の進歩に寄与するような「意味ある新産業」を創り続けられるよう、これからも愚直に取り組んで参ります。